美馬 のゆり(ミマ・ノユリ)
学習環境デザイナー/学習科学者
公立はこだて未来大学システム情報科学部 教授
日本学術会議 第26期・第27期会員
電気通信大学 監事
東京から函館に移住して約 23 年。気候・食・文化の豊かな函館の大ファン。電気通信大学(計算機科学)、ハーバード大学大学院(教育学)、東京大学大学院(認知心理学)で学ぶ。博士(学術)。公立はこだて未来大学および日本科学未来館の設立計画策定に携わる。設立後は、大学では教授、科学館では副館長 (2003-2006) を務める。
副館長任期終了後、函館に戻り地域密着型の一連のイニシアティブを開始。2008年に科学コミュニケーション促進と科学リテラシー向上のためのボランタリー組織「サイエンス・サポート函館」を立ち上げる。この活動で、平成 26 年度文部科学大臣表彰科学技術賞(理解増進部門)を受賞。2023年に学生と共に、科学技術に関するより良い学習方法や教材等を提供することで、教育や経済といった社会的な格差の是正や科学技術教育の拡充に寄与することを目的とするNPO法人「学び足しデザイン工房」を創設。
NHK経営委員 (2013-2016) のほか、中央教育審議会委員、科学技術・学術審議会委員などを歴任。2021年9月から1年間、カリフォルニア大学バークレー校人工知能研究所および人間互換人工知能センター客員研究員。2023年4月から東京大学大学院情報学環 客員教授、東京家政学院大学 特別招聘教授、電気通信大学 客員教授。2023年10月から日本学術会議会員 (第26期・第27期)。2024年9月から電気通信大学監事(非常勤)。
代表著作:『AIの世界へようこそ: 未来を変えるあなたへ』(Gakken)、『AIの時代を生きる: 未来をデザインする創造力と共感力』(岩波書店)、『未来を創る「プロジェクト学習」のデザイン』(公立はこだて未来大学出版) 、『学習設計マニュアル』(北大路書房) 、『The Challenge for Higher Education Reform in Japan by Seven Samurai. In S. Cheung et al. (Eds.) Blended Learning: Enhancing Learning Success. ICBL 2018. Lecture Notes in Computer Science』(Springer)、『理系女子的生き方のススメ』(岩波書店)、『「未来の学び」をデザインする―空間・活動・共同体』(東京大学出版会)、『不思議缶ネットワークの子どもたち―コンピュータの向こうから科学者が教室にやってきた!』(ジャストシステム)。
[ 約800文字 ]
英語版